東海道線すごろく【中編】──爆逃げのツインテール

~前回のあらすじ~

比較的上位につけつつ、吉原のイベントを速やかに終わらせ静岡行を確定させた八川・わかきゅーコンビのチーム「逃げ切りツインテール」。しかし行き帰りを急ぐあまり、八川は道中に18きっぷを落としてしまい……!?一体どうなっちゃうの~!

 

あった。

18きっぷを裸で道のど真ん中に落としました。無傷でした。どうも八川です。

 

……というわけで、無事入場できました。私のスマホケースのポケット(左側のアレ)はちょうど18きっぷがすっぽり入るサイズだったため、ここまではそこに18きっぷを挿し込んで保管していたのですが、どうやら帰りの道で富士山を撮るためにポケットからスマホを取り出した際に、挿し込みが甘かったのかポロッと落としていたようです。ホント何やってんですかね。

 

この緊急事態は即座に運営に申告し、相談の結果わかきゅーさんは予定通り静岡行に乗車し、静岡で強制イベントを1人で先にやってもらい、私は全力で探すという措置を取っていただきました。大船でYONOASOBIと合流した際、片方はお手洗いにより前駅で離脱している中でイベントを済ませていたことを知っていたので、最大限柔軟に対応できた気がします。失くさないのが一番なんですけどね。わかきゅーさんホントにごめん。

 

なお、「静岡プラモニュメント記録」強制イベントは、街中にある組み立てる前のような状態になっている"プラモニュメント"のうち、指定された3つを歩いて記録するというものです。強制イベントの中では一番楽しみにしていたものだったので参加できず残念でしたが、自己責任ですからしょうがないですね。

 

わかきゅーさんよりも1本遅い電車で静岡に到着。私が18きっぷを探し回った時間で一通りモニュメントの撮影を終えてくれていたのですが、「イベントを実行する場合は改札を出場する」という規則を守るため、私が18きっぷを失くしていなければ乗車できた島田行を横目に下車します。もう、本当に申し訳ない。この影響はすぐに出ますので八川アンチの方々はどうぞお楽しみに。

 

13時04分発の浜松行で、次なる強制イベント駅である豊橋を目指します。豊橋を抜けると優等種別が復活し、かつ本数の少ないエリアがたくさん待っているため、実質的に豊橋までがカードを蓄える最後の区間と言っていいでしょう。とはいえ、足を引っ張っておきながら「2」を出すのは論外でしょう。

 

本来は13時10分着予定だったのですが、静岡駅近辺で何かあったらしく数分の遅れをもって用宗に到着。先の画像の通り当駅には「持舟城跡に上り新幹線の通過を撮影する」というイベントがあり、新幹線の停車駅(ないし、それに対応した駅)以外で唯一新幹線カードが配付される唯一の駅だったのですが、島田まで10分間隔で電車が来るのに対しイベントが20分以上かかることが予想されたため断念。自身の選択が正しいことを祈るのみです。

 

ここで18きっぷを失くした弊害が発生。次の出目は「6」、金谷までの移動となりましたが、次にやってくる電車は島田止まりの電車。金谷にたどり着くにはその次の列車を待たなければなりません。つまり、私が静岡で改札を出る間に見送った島田行に乗車していれば、静岡から用宗の移動に利用した1本早い浜松行で金谷に移動できていたのです。

たかが20分、されど20分。最も早く神戸に到着した者が勝ち!というルールですから、電車1本が命取りになる可能性だってあるんです。今この段階ではピンと来ませんが、念には念を入れよ。この分を巻き返すつもりで頑張りたいですね。

 

島田で乗り換え、14時ちょうどくらいに金谷に到着。このあたりは駅間も長く、本数も20分に1本と若干少ない(東海道線比)ため足踏みしたくないエリアですが、イベントは豊富に設定されています。しかしチーム名通り「逃げる」ことを重視した我々は、ここで静岡で入手したひかりカードを使用することにしました。浜松から豊橋はほぼ全ての駅にイベントが配置されているので、豊橋までたどり着けなくてもまあ問題ないでしょう。

 

???????????

ここに来て普通のサイコロでも出せる目を吐いてきました。これにはエミリーちゃんも思わず繧「繧ソ繧キ縺ョ縺吶∋縺ヲ繧偵≠縺偵k繧薙□縺九iに。あまりに出目がしょっぱいので、御厨到着後はこだまカードを使用してブーストをかけようと思います。

 

雪歩…エミリーだよ… pic.twitter.com/0Gwo8BDxrD

— 萩薬師 (@8g894) 2023年4月1日

車内では先に乗車していた二人四脚と遭遇。18きっぷを失くしていなければいなかったはずです。結構拮抗しているようですが、まだ我々のほうが一歩リードしているようで途中の愛野で降りていきました。さらに、空席を探しに隣の車両へ移るとそこにはYONOASOBIの姿が。彼らは逆に我々よりも先を行っているようで、御厨で降りることなく先へ行ってしまいました。三島同着組の接戦がアツい!しかし我々はひかりを使ってこれなのでマズい!!

 

2020年に開業した、高輪ゲートウェイと並んで東海道線で最も新しい駅・御厨(みくりや)です。北口・南口のほかに、東海道線と新幹線の間に設けられた西口がある、珍しい構造をした橋上駅です。

 

御厨もイベント駅です。しかしその内容はしょっぱく、北口の駅前にあるYAMAHAモニュメントを撮影するだけ。もちろん報酬もブックマークカード1枚と相応のものですが、無いよりはマシです。駅近で列車を逃す心配もないですからね。

 

ひかりカードの出目が渋かったため、豊橋までたどり着くまでこだまカードを惜しまず使う作戦に変更。開始前のわかきゅーさんとの話し合いでは、弁天島の「ガヴリールドロップアウト巡礼」・新居町の「新居関跡」イベントのどちらか、特に前者を踏みたかったのですが、手前の舞阪止まりという形に。

浜松~豊橋駅間では「豊橋に着いてさっさと優等種別でかっ飛ばしたい」という参加者の欲とは裏腹に、二川を除くすべての駅にイベントかカード配布があります。我々も止まれれば止まりたいですし、特に弁天島の報酬である「オール6カード」はこだまより効果を発揮する場面もありますから、わざわざ止まるとかえって不利になる場合を除いて止まることにはしていました。しかし、八川、ひらめきます。

 

遅れもほとんど回復し、15時14分、浜松に到着(※自分で写真を撮っていなかったため突然ムーンライトながらが登場しています)。車内は立ち客が多くおりまともな移動はできませんでしたが、磐田のベンチで電車を待っていたYONOASOBI豊田町で電車を降りる青梅市代表、乗り換えた先の浜松始発で一緒になった二人四脚(=愛野からこの電車に乗っていた)の3チームを確認し、ここに来て足柄乗換をしているにせとつ以外の全チームが同じ電車に乗るという超接戦状態に。そんな拮抗することある??

 

そういうわけで、接続する浜松始発の岐阜行普通列車に乗ります。ここで私がひらめいてしまった秘策をご紹介いたします。

 

先ほどから申し上げている通り、浜松からは別の電車に乗車します。もちろんこのまま乗ってもいいのですが、ルールをおさらいすると「出目が浜松止まりだった場合でも、別の電車だからこの岐阜行にそのまま乗れる」わけです。そこで我々は、ブックマークカードを使用することにより浜松で出目をリセットし、サイコロを振り直す選択をしました。こだまカードも使っちゃいます。そんなに贅沢に使っていて不足しないのかと突っ込まれそうですが。

 

浜松は新幹線が停車する駅なので、こだまカードの配付があります。しかもイベントなしで、プレゼントです。ほかにこだまカードがプレゼントされる駅としては三河安城があり*1、何も特別扱いというわけではありません。本来であれば餃子イベントを設置しようと思いましたが、前後のイベントに食が集まり過ぎている*2ためボツになり、代替も提案されずプレゼントになったという経緯がありました。つまり、ブックマークカードを1枚失う以外はノーリスクでこだまカードを消費できるわけですね。補充されるので実質消費してないですし。

 

そんなこんなで、ノーリスク振り直しのこだまカードはなんと「10」。道中のイベントを全て無視して豊橋に到達です。弁天島には行きたかったのですが、4チームが拮抗している状況でせっかくの豊橋を捨てるのはそっちのほうがマズいのでやめました。わかきゅーさんごめん。

 

15時57分、豊橋に到着。強制下車駅であるため、改札を出ながらミッション「大あんまきを買う」を実行しなければなりません。このイベントを達成すると、久しぶりにやってきた優等種別をふんだんに活用できる「種別選択サイコロ」が待っています。出目次第ではさらに相手チームを突き放すことができるでしょう。

 

しかしここで問題が発生。ここまで乗車してきた電車は岐阜行です。厄介にも豊橋止まりではなくそのまま名古屋方面へ向かうため、あんまきを買ってきてもこの電車に乗車することはできません。

最も早く移動するためには、種別選択サイコロで新快速以上の電車に乗車する権利を入手しなければなりませんが、仮にこれが成功しても「あんまきを買う」「18きっぷで改札を出て入る」という一連の流れを5分で済ませなければなりません。これができないと、最上位の特別快速を引かない限りは23分発の普通列車での移動となるため、せっかく引き離した他のチームに追いつかれてしまう可能性が出てきます。そういうわけなので、ツインテールを揺らしながら急いで事を済ませます。

 

改札内にある藤田屋の大あんまき。幸いにもそこまで並んでいなかったためすんなり買うことができました。狙っていた抹茶味がラスト1つでした。これはツイてる、ツインテール

 

改札を出ます。写真にもある通り、この時点で時計はちょうど16時を指しています。時報が来ますが、今見ている暇はありません。とりあえず新快速が発車する5番線ホームに降り立ち、そこでサイコロを振ることに。2分あれば僅かに余裕は確保できるので、あきらめずに5秒前に通った有人改札を再び通ります。なんだコイツら。

 

ミッションを完了させ、ひかりカードを1枚入手。ここでご注目いただきたいのが、種別選択サイコロの「出目」です。快速以上はどう考えても普通のサイコロで出すことはできません。2つ以上振らない限りは……

そう、これが新幹線カードのもう1つの効力「種別選択サイコロの数を増やすことに使う」です。通過駅を設けることで"一歩"を確実に大きなモノにするという戦略で、うまくいけば大きな差をつけることができます。……そう、"逃げ"です。

ただし、それでももちろん普通列車になってしまう場合もあれば、出目を操作できないため*3せっかく大きな種別になってもしょっぱい出目であれば意味が薄い、というリスキーな戦法でもあります。皆さんがこの状況下に置かれたらどうしますか?

 

私たちは、こうします。

そして、成功させます。

見事、最上位種別である特別快速を引き当てることに成功しました。「優等種別を引いても、目的地への先着がそれ以下の種別であれば、そちらに乗って良い」というルールがあるため、5番線に停車中の新快速に飛び乗ります。Discordの時刻を見るとどう見ても間に合ってないんですが、若干発車が遅れていたので問題なく乗車できました。

さて、電車は確定させましたので、問題は出目です。ここで「1」を出してしまうとあんまきを頬張りながら半泣きになってしまうのですが、結果やいかに。

 

≪爆逃げ≫を開始──。

道中12駅をすっ飛ばし、16駅先の刈谷行を確約。欲を言えば「5」を出していればさらに7駅を通過し金山、「6」なら一発で次なる強制イベント駅・名古屋にたどり着けたのですが、これ以上注文をつけるとバチが当たってしまいそうですね。優雅に金山での移動を楽しもうと思います。

 

ここで時報を確認。高塚の2チームは間違いなくさわやかハンバーグのイベントをこなしているでしょうから、しばらく気にする必要はありません。浜松で止まっているYONOASOBI豊橋まで先行してきそうですが、大逃げ体制に入っている我々にとってはまだ敵ではありません。

 

刈谷まで我々を連れていってくれる車内の転換クロスシート、この時の快感はグランクラス席のソレに勝るとも劣らないものでしたが、そこに腰掛けながらあんまきを頬張ります。左が抹茶、右がわかきゅーさんの購入した季節限定の桜味です。存在をこの企画で知り、もちろん食べるのも初めてでしたが、本当に冗談抜きで美味しい*4です。今後東海道線を通ることがあればついでに買ってしまいそうです。

 

しかし、ほぼ時を同じくしてにせとつが足柄乗換を完遂。彼らはこれから豊橋などの強制イベントをすべて無視し、18きっぷで乗車できる範囲の最速移動手段で米原までやって来ます。時刻を調べると、彼らの米原着は1日目のタイムリミットである22時以降となるため、2日目開始の8時から行動ということになります。加えて1時間程度の妨害ミッションが発令されることを考えると、余裕をもって行動するには今日中に京都ぐらいまで到着する必要が出てきました。残り6時間。やってくれるじゃないか、にせとつ。果たしてたどり着けるのでしょうか?

 

どこかの駅を高速で見送るツインテール。辻堂こそ特別快速サイコロで判定上通過していますが、東京を発って9時間でようやく初めて実際に「駅を通過する」という経験ができました。これにはエミリーも笑顔ですね。

 

優等列車は速いため(小学生)、あっという間に刈谷に到着。刈谷もイベントがありますが、ちょうどここで緩急接続を行うため向かい側には普通列車が停車中。25分ほどかかるSLお詣りイベントよりもこのまま乗り換えたほうが得策と判断し、普通列車を選択します。

しかし、ここから名古屋までは10駅。15分おきに普通列車が来るエリアではありますが、ちまちま進んでいると爆逃げした意味が薄れるので、こだまカードを使って出来るだけ名古屋に近づいておきましょう。

 

名古屋着いちゃった。

これはラッキー。この普通は刈谷から先、名古屋まで優等列車に抜かれることはないため、実質的に優等列車のようなものです(?)。つまり、豊橋で「5」を出していても結局はこの電車に乗っていたということですから、8駅手前の刈谷から黄金ルートを模倣できるのはかなりのプラスです。横浜で「3」を出していたのは帳尻合わせだったんだな。許す。

 

名古屋には17時10分着となるため、17時の時報刈谷で出ます。これだけでもかなりの差をつけることができている気がしますが、YONOASOBIが1~2本後の優等列車で追いかけてきている可能性があるため、実は全くもって油断できません。我々が早川あたりでそうしていたように、彼らは1位に追いつくための戦略を打ってくるに違いありませんから、"追われる者"として彼らの動静を予測し、常に一歩先を行かなくてはなりません。これ、かなり精神的にきます。逃げ馬も楽じゃないですね。

 

名古屋に到着。普通列車は15分おきですが、基本的にどの列車も優等列車に抜かれるため長時間停車するので、次に乗車できる電車は25分後です。その間に当駅のミッション「住よしできしめんを食べる」を実行します。駅ホーム上に何軒もある名物店で、ちょっと待てばすぐに出てきます。あんまきと合わせて並盛で満腹になりました。

ここで品川以来ののぞみカードが配付され、2枚所持となりました。残りは京都での強制イベントと、新大阪の任意イベントの2枚。使いどころを見誤らないようにしたいです。

 

だんだんと日が暮れ始め、早く京都にたどり着かねばという心理的な焦りがある一方で、ここから大垣までは普通のサイコロを使用しながら進んでいきます。JR東海の最終関門である大垣~米原駅間は30分おきにしか電車が来ないため、この区間で降りてしまうと平気で追いつかれてしまう可能性があるがゆえ、下手に大きな目を出せないのです。でも「1」じゃなくてよくない?

 

幸いにも次は「6」を出すことができたため、大垣まではあと2駅。稲沢には楽にこだまカードを入手できるイベントがあり、手持ちがのぞみ2枚、ひかり0枚、こだま1枚と細かく進めるカードが不足していたためちょっと欲しかったのですが、確実に進めるだけ進みます。

 

18時の時報はこの通り。1時間経ってもYONOASOBI豊橋ということは、普通列車だけで一気に名古屋へ向かってきていると推測。しかし、あわよくば抜かせているかもしれなかった逃げ切りツインテールが既に名古屋を突破していることで大きな動揺を与えられたと思います。二人四脚青梅市代表は同じイベントをしていたはずなのに、なぜか結構な差が生まれてますね。にせとつは直行してきていますが、我々は京都を目指すのみです。

 

普通列車はほぼ全て岐阜止まりとなり、ここからは同じく15分おきに走っている優等列車たちが終点まで各駅に停車します。対面乗り換えで西岐阜へ。

 

西岐阜でもこだまカードは使用せず、普通にサイコロを振って「3」。大垣を越してしまうため、大垣でブックマークカードを使用します。その理由は大垣のイベントにあります。

 

やってきたのはちょうど大垣止まりの特別快速。先ほどの岐阜駅から20分と経っていないはずですが、辺りはすっかり真っ暗です。時刻は18時40分、ひとまず米原を越えることはできるでしょう。

 

大垣のイベント内容は「井戸水を飲む」です。水の都とよばれるほどの自噴帯である大垣は飲み水として利用できる湧水が点在しているため、それを飲め!というミッションです*5。北口歩いてすぐのところにはコップがあったため、口はつけずに証拠としてパシャリ。報酬のオール6カードをもらいます。

 

駅に戻るとちょうど米原行が。岐阜から米原までの夜ダイヤでは米原行と大垣行が交互に走っているため、西岐阜から大垣までの電車が大垣行だったので幸いにもすぐに米原行が来てくれました。つまり「1」を出して穂積で降りていた場合、余計に30分も時間を食っていたことになります。危ない。

 

入手したオール6カードを早速使用し、次なる強制イベント駅・米原までの移動を確実なものとします。もし、穂積が出ていたら……。ブックマークカードを使わず、垂井で降りていたら……。紙一重の戦略ではありましたが、結果オーライです。

 

19時の時報では二人四脚が大きく前進し、YONOASOBIとともに名古屋へ。そこに中央本線経由で旅行していた運営のはずのちよめさんが、本来の目的であった富士宮の桜を見終えて何を思ったのか再びこっちにやってきた神・すわさんがにせとつに合流し、名古屋と菊川は大賑わい。青梅市代表は岡崎でイベント中でしょうか。我々の時報は大垣で出てしまうので、先ほどの戦法は等しくどのチームにも気づかれてしまうことになりますがまあ良いでしょう。

 

19時39分、米原に到着。いよいよ西日本エリアに突入、ラストスパート感が出てきました。当駅の強制イベントは「保存されている新幹線車両の撮影」です。東口から徒歩10分ほどの地点に鉄道総合技術研究所があり、高速試験に供された試作車両たちが保存されているのです。

 

真っ暗でろくに楽しめない!!

左は日本最高速度443km/hの記録を持つ「300X」、一番右が「WIN350」、真ん中の電灯が切れて存在すら怪しい車両が「STAR21」です。これは明るい時間帯に個人的にまた来たいですね。

 

というところで、米原19時48分発の播州赤穂普通列車が出発していきました。終点に到着するのは23時59分のようです。大変ですね。否、電車の心配をしている場合ではありません。

 

この電車を逃してしまったため、次に乗車することができる普通列車*645分後。新快速を除外すると、始発・終電含め最も間隔の開く時間帯に当たってしまいました。これはマズい。非常にマズい。我々が米原で上郡行を待っている間に、YONOASOBI二人四脚の名古屋組がかなり近い位置まで追いついてきてしまいます。下手すると米原まで来てしまうかもしれません。しかも米原に種別選択サイコロはなく、次の彦根というイヤらしい配置になっているのです。

そこで逃げ切りツインテールは少しでも彼らから遠ざかり、かつ京都に近づくために、ある策に出ます。

 

20時14分の新快速に乗車します。

いやいや、優等列車には乗れないだろう?趣旨を忘れたのか?と皆さまお考えでしょうが、お手持ちの資料をご覧ください。「出目までの停車駅が完全に一致する優等列車には乗車していい」というルールがあります。これは、岐阜から米原などで詰まないように設定され、実際に先ほどまで適用していたものです。ひとまずサイコロを振り、何が出てもブックマークカードを使用し1駅先の彦根まで行くという戦法が可能なのです。確かにできるけど、彦根じゃ大したことないだろう!とお思いでしょうが、すぐに効果が表れますので、我慢してご覧ください。

 

そういうわけでサイコロを振りますが、ブックマークカードを使うまでもなく彦根を出してくれました。乱数は逃げ切りツインテールを理解してくれています。運営から!?のリアクションがついていますが、何のカードも使わず普通にサイコロを振っていることに驚いてるんだと思います。たぶん。

 

彦根に到着。20分後の普通を待ちますが……。

ここでのぞみカードを使わないわけにはいきません!

京都でもらえるものを含めれば3枚。神戸までは残りちょうど50駅。ここで渋っていては、かえってのぞみカードを余らせてしまいます。大阪も強制下車駅ですので、京都・大阪・神戸。京阪神を目指すために1枚ずつのぞみカードを消費していく作戦です!まずは京都、18駅先。頼む、なるべく大きい目が出てくれ!!

 

17!!

 

17?!?!

 

というわけで、京都駅の1つ手前である山科に到着しました。大きい目を出してくれてありがたいんですが、なんでそんな中途半端なところで停まるんですかね。

とはいえ、時刻は21時37分。イベントはともかく、京都駅への到着を確実なものとしました。山科は新快速停車駅であるため、次の電車は米原を10分後に出た姫路行を近江八幡で追い越している新快速、6分後です。琵琶湖線基準では。

 

山科~京都駅間では湖西線からの普通列車に乗車することができます。

もし彦根まで移動していなければ、降車駅は大津。この湖西線からの普通列車に乗車することはできませんでした。まだ「たかが数分差」とお思いの方が大勢でしょうが、この数分の差が京都駅のイベントでは大きな意味を持ってきます。

 

間髪入れず、1番のりばに湖西線からの京都行がやってきました。文字通り「京都に行け!乗せてやる!」と、我々に向けてご用意されている気がしてなりません。ありがとう、JR西日本。ありがとう、湖西線。ありがとう、221系ありがとう、ニシノフラワー。

 

21時46分、京都駅は3番のりばに到着。ここからイベントをクリアすることは不可能であるため、逃げ切りツインテールの1日目はこれにて終了です。公平さを保つため、この余った14分を翌日の8時スタートから繰り上げ、2日目は7時46分にスタートすることとなります。このわずかな差、湖西線による数分のアドバンテージが何を意味するか。

 

京都駅のイベントは、順位が高ければ高いほど遠くの場所に行かされるのです。

 

次回、完結編です。たぶん明日には出ます。東海道線って言ってるのに京阪乗っちゃった。

*1:駅前に何もないためイベントの作りようがない。

*2:三島・豊橋・名古屋での強制イベント、西焼津・高塚のさわやかハンバーグイベント。

*3:ただし特別快速に設定してオール6カードを使用すれば一発で名古屋というぶっ壊れもある。

*4:ブログ名に反している。

*5:健康不安がある場合は行くだけで良いという取り決めはしてました。

*6:「快速」と表示が出ているが、次の強制イベント駅の京都より先に位置する高槻までは「普通」として運転されるため問題ない。