色鮮やかな未来

ブログではお久しぶりです。八川です。

さて、とうとう2023年10月より私が最もハマっているコンテンツ「アイドルマスター ミリオンライブ!」のTVアニメ放送が始まります。これに先立ち、4話ずつを先行して劇場で公開する先行上映が8月18日より行われ、昨日9月29日に第9話~第12話にあたる第3幕が公開されました。さっそく行ってきましたよ。

というわけで、本記事ではストーリーのネタバレを多く含んだ解説・考察……をするつもりはなく、私の担当たちがどのような活躍をしていたか・担当の魅力はなんなのかだけを徹底的に解剖していこうと思います。ストーリーの細かい考察はどうせよそがやってくれます。他あたってくれ。私は私が書きたい正直な感想を美化せずに書きます。

もちろん担当の活躍に触れるにあたって、ストーリーについて触れなければならない部分が出てきます。ネタバレには十分お気をつけください。まだアニメをご覧になっていない方は、10月8日(日)から始まる本放送を見てからまたここに戻ってきてくださいね。

すでにアニメをご覧になった方も、この記事では100%手放しに内容を賛美するわけではないので、その点だけはご理解いただいた上でご覧いただければと思います。ストーリーについてはみんな良かったって思ってるので、そこを踏まえたうえでのネガ側面なので。よろしくお願いします。忠告はしましたからね(何様)

 

 

以下、ネタバレあり。

エミリー スチュアート

とにかく喋らない。喋らなすぎてびっくりした。内容とともに「どこまで喋らないか」をもはや楽しんでいる節があった。これは私の楽しみ方が間違っています。

初セリフは第4話の「春日、未来さん……?」。メールに対するひとりごとなので、絡みがある会話ではありません。誰も聞いていないところでもきちんと敬称で呼んでいる。えらいね。

第1幕相当の4話までに追加組の紬と歌織以外は全員登場し喋っているので、このタイミングでセリフがなかったら怖いわけですが。同話では「(原っぱライブで)抹茶を点てたいです」という旨、変な方向に話が広がっていってる!という流れを生み出したトンチキ提案のうち1つを担当。かわいいね。以降、姿は何度か映るもののセリフはなく4話終了。

以降11話までセリフなし。

5話では原っぱライブが本番を迎え、多くのアイドルがファンたち(エミリーに言わせれば「ごヒイキ様」)と交流する場面が映りますが、エミリーはダイジェストに放り込まれセリフなし。ここで全員歌唱があったので、辛うじてエミリーの声を聴くことはできました。聞き分けられるかどうかは別問題です。

6話から8話では、いよいよTeam1stから5thがデビュー。各チームのアイドルにスポットライトが照らされますが、ここにエミリーの姿はありませんでした。逆にここでエミリーが出てくると話がブレてどのアイドルを魅せたいのか分からなくなりますから、一旦は話から排除して正解だと思います。エンディングを見ながら(喋ってねえけど、歌ったから名前だけはあるな……)と、ストーリーについては満足しつつもちょっと不満でした。なんか一言は喋ってほしかった。

第3幕、第9話ではTeam6th・7thがデビューすることが予想されましたので、このどちらかのチームとしてグループ内の濃厚な絡みが見られると思っていたのですが、まさかの6th楽曲スタート。ここにエミリーの姿があり、ソロパートが流れたものの、曲も最後まで流れ切らず、何のテレビでデビューしたかも描かれずしれっと8thの話に移っていきました。流石に嘘だろと思いました。

 

ようやく11話で久しぶりにセリフを2つ喋ります。どちらもエミリーをえみえみと感じられるセリフでしたが、正直雑に要素をぶち込まれたなあという感想です。

こけら落とし公演が始まる直前、いよいよ始まるという重圧に押し潰され言葉を詰まらせるプロデューサー。皆心配そうに見つめますが、ここで口を開いたのがエミリー。

仕掛け人さま……緊張なさっているのですか?

こんなこと実際に言われたらこの後励まされちゃう!!!!!!と考えてしまうのでこの時点で卒倒モノですし、事実多くの仕掛け人さまがこの一言にやられたと思うのですが、ここで初見の反応を考えると

仕掛け人さまって誰?

となるわけです。ここまでエミリーに対する掘り下げが「ライブの出し物に日本抹茶を提案する」奇妙な子であることしか情報がなく、どんなにしっかり記憶していても日本が好きな外国人程度の認識。まさか「外来語を全て無理やり日本語に翻訳する」とは夢にも思わないでしょう。この状況で仕掛け人さまと言われても、それが「プロデューサー」であると初見の人に伝わるには若干の思考が要されます。物語が醸成しきったタイミングだとぶっちゃけ邪魔です。

11話ではさらに、こけら落とし公演のトップバッターをTeam6thが担当。Aメロに入るまでの間奏で、エミリーが「皆さん!ようこそ劇場(げきじょう)へ!」みたいなことをマイクを通じて喋ります。ここまで散々「劇場(シアター)」のこけら落としと色々なキャラクターが言っておきながら(=外向きにも「シアター」として宣伝していることが予想される中で)、絶対に劇場をげきじょうと訳してしまうエミリーにそのセリフを任せてよかったのか?と思ってしまうわけです。この二言にはエミリーの特徴が詰まっているとも言えますが、ちょっと浅慮のままバランス調整のために挿入されているかなというのが正直な感想です。喋ってくれてよかったけどね。

 

12話では、ソロ曲を披露するまつりをモニター越しに眺め「さすがまつりさんです……!」と賛美するセリフがあります。描写こそされていませんが、Team6thの間に確かな絆が生まれている証拠と言えます。直接の会話こそありませんでしたが、これがのちに濃厚なCharlotteCharlotte絡みにつながると思うとニヤニヤが止まりません。

エミリーのセリフについては、はっきり聞き取れるのは以上の5つでした*1。ちょっと色々言いましたが、今回が初地上波となる39人平等に機会を与えるのにどうしても限界がある中、よく頑張ってくれたと思います。エミリー語について、もうちょっと描写が丁寧だったら良かったかなとだけ。

なお、セリフでこそありませんが、最後39人が出てきて「ありがとうございました!」と観客にお辞儀しながら画面がブラックアウトしていく中、(おそらく)エミリーだけは最後まで頭を上げずにお辞儀をしたままでした。こういう細かい丁寧な描写は本当に抜かりがないですね。右下のほうにいますので、まだ観る機会が残っている方はぜひ確認してみてください。

 

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なお、エミリーについてはゲームの「Rat a Tat!!!」イベント内にてセンターに抜擢され、イベントコミュ内で前日譚が比較的詳細に描かれています。英国出身であるエミリーが大和撫子を目指すうえでの苦悩……。補完と言ってしまえばその通りですが、アニメの世界線における彼女の気持ちを知ることができる貴重な機会となっていますのでぜひご覧ください。

なお、イベントのセンターになったため、アニメ衣装にエミリー専用のアナザー衣装(写真)が追加されました。全員共通のフォーマットに、エミリーのイメージカラーがあてがわれたこの衣装、特別な思いを抱かずにはいられません。このイベント中に入院したけどな。入院については忘れないうちに記事書こうかな。

 

徳川まつり

最高にまつり姫してて良かったです。もう姫の活躍というかハイライトは第3話に尽きるでしょう。

初登場時には白馬(?)に乗り、独特な口調で未来たちを若干困惑させます。初見の人たちも「なんか変なのが来たよ」と思うことでしょう。

場面は変わり、未来たちが新たにメンバーとして加わり、先輩になったことを意識しすぎるあまり苦悩を抱える百合子。居合わせた姫はすかさず気を配り、「見せたい場所がある」としてまだ建設途中の劇場に連れていきます。百合子にも「みんなに見せたい場所」を共有してもらい、未来たちと通じ合うきっかけを作ります。「ふわふわしているようで、実は周りが一番見えている子なんですよ」と制作側の声が聞こえてくるような、丁寧すぎる描写に悶絶させられてしまいました。

 

武道館の次は、映画館で輝く!「アイドルマスター ミリオンライブ!」アニメ劇場先行上映が決定(画像8/10) | 最新の映画ニュースならMOVIE  WALKER PRESS

なぜこんなにも根がしっかりしている子が、はっきり言ってしまえば変なキャラを演じて、夢の世界であるアイドルを目指しているのか。これは私がまつり姫に惚れてしまった理由でもありますが、彼女のまっすぐさ、愚直さです。これ詳しく書いちゃうとみんなまつり姫の担当になっちゃうんじゃないかな。姫のプロデューサーになる覚悟がある人だけが、この矛盾を考えてみてほしいのです。

Team6thにおいてセンターを任されているのも、メンバーへの心配りが人一倍できるからなんだろうなと考えると非常にほっこりします。輝いてたね。

妹との話についてはぶち込むと話がぐちゃぐちゃになるので、カットして正解だったと思います。仮に2期があったとしても、別にやらなくていいかなと思っています。

 

真壁瑞希

濃厚なみずももが摂取できたので良かったです。7話での扱いは残念だったけど、4話のあのシーンで心が洗われますよね。本当に。

原っぱライブの無茶な提案に対して、放任していた結果話がどんどん大きくなっていったんだとプロデューサーを責め孤立してしまう桃子(余談ですが、ここで提案者の未来を否定していないのは緻密に作ったんだろうなと思います)。こう、アイドルがちょっと俯いちゃったときってプロデューサーが声をかけにいくのがテンプレですが、喧嘩相手がサシで向かうとは思えなかったので誰が桃子に近づくかと思っていたら。

 

瑞希かよ~~~(クソデカ感嘆)

ポーカーフェイスに見えるけれど表情豊かで、周りも見えている瑞希。一人っ子ながらもイケメンお姉ちゃんっぷりを見せるみずももカップリング。「Cut. Cut. Cut.」というデュオソングもあるので、ぜひ聞いてみてください。

 

渡部恵子(わたなべ🐰) on X: "タイムシフトでミリラジを聴いていてビックリしました…! ミリオンキャスティング、応援頂いた皆様本当に本当に…ありがとうございます。  ホラーのガチさに謎の定評のあるミリシタ、、どんなストーリー・キャラ付けになるのか…ドキドキです ...

そんな2人の友情がきっとズタズタにされる劇中劇「現代伝奇ホラー」のイベントは10月からスタートです!!!!なんでこのタイミングなんだよ!!!!!!!!!

 

大神環

もうずっと元気でかわいかったねたまき。不安に思ったことも正直に言ってくれるし。笑顔でいてくれるし。癒し枠です。

もう少しアステリズム組の絡みがあるかと思っていたのですが、3人が一緒になって行動する前にチーム分けが始まってしまったのであまり見られず。育ちゃんとたまきはあまり掘り下げがなかったので、2期があるとすればTIntMe!の需要を回収するのは必須事項でしょう。

あと7話!!!小6をあの高さから落とすなよ!!!!!可憐は百歩譲って事故だしエミリーの出番についても目を瞑ったとしても、あそこだけはマジで許さんからな!!!!!!

 

ロコ

比較的全体を通して出番があったこともあり、突拍子もない部分だけでなくしっかりとデキる部分、両方がしっかりとクローズアップされたと思います。ロコナイズされた言語についてもしっかり翻訳が入ってギャグとして昇華されていましたし、傘を持ってひらひらするシーンとか、ちょっと危なかったけど振る舞いかわいかったね。

 

アイドルマスター ミリオンライブ! - pixivFACTORY

ひとつ大きな活躍として、「ロコがミリオンライブのパピヨンマークをデザインした」という描写があった点は非常に気になりました。ロコの設定を大きく生かしたうえで「アイドルみんなでつくるライブ」という演出に一役買っていましたが、ちょっとアニメオリジナルの設定にしてはあまりに大きいものだと思います。私の知る限り、このロゴをロコがロコナイズしたというのはアニメが初出設定です。今後この設定が別の世界線、たとえばミリシタ内で触れられるのかは注視していきたいところです。

第3幕にあたる部分ではどうしてもフェードアウトしてしまいましたが、それでもミリアニにおいて非常に大きな意味をもったキャラクターになっているのは間違いないです。よくやったねロコ。愛おしい。

 

野々原茜

茜ちゃんねるの設定が非常に良かったですね。時々出てきてはいい具合にかき乱しながら、ぷっぷかさんあたりにしっかり弄ばれる美しい流れ。短い尺で「茜ちゃん、暴れちゃうぞ!」みたいなノリで1話持っていったらヤバかったかもしれませんが、3話のほどよい暴れっぷりで済んで良かったです。劇場特典との連動も茜ちゃんを感じることができて非常に良かった。

賑やかしに一役買っていたのは間違いないですし、茜ちゃんらしいと言えばらしいのですが。「アイドルの茜ちゃん」をほとんど見れなかったのはちょっと心残りかなと思いました。カワイイは努力なしには生まれないのだっ!

と偉そうに言いましたが、茜ちゃんを副担当に迎えたのはつい最近のことで。私もまだまだ分かっていない部分がたくさんあるので、これからもっと知ることができたらと思います。2期があって、十分な尺があれば掘り下げ回が欲しいなって思います。

 

アイドルマスター ミリオンライブ! テレビ東京アニメ公式

そういうわけで、ミリアニを見てきてすぐの感想というか、担当についての思いを推敲せずに殴り書きさせていただきました。これが率直な思いということで、お目汚しについてはどうかご容赦ください。大筋のストーリーについては言うことないんですよ、本当に。それは私が書いてもどうしようもないと思ったから書かなかったの!

ミリアニに興味はないけど、ここまでブログは流し見したよって方もひょっとしたらいるかもしれませんので今一度、10月8日(日)の朝10時から本放送が始まるミリオンライブをぜひよろしくお願いいたします。見てね!

以上、ミリオンの担当について思ったことを書いていきました。ミリオンの担当については。

 

 

 

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

 

 

9話でエミリーの摂取過多にならないように構えてたけどさあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

 

 

そっちが来るとは思わないじゃんかああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

 

 

こっち向いてウインクするじゃんさああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

 

 

 

もうほんとさ

 

 

ミリオンライブ最高だわな

 

 

*1:11話にガヤで「~~です!」と言っているのは聞こえる。プラス笑い声はある。