岬めぐりのバスは走る

おはようございます。八川駅からこんにちは、品川です。

さて、4月30日、中学時代の友人らと久しぶりに会って3人で京急を満喫してきたのでそのことをつらつらと書いていこうと思います。まずは愉快な仲間たちの紹介。

 

R

水瀬いのりとえのぐ(VTuberユニット)が好きなオタク。

・八川とは2年前に下田まで旅行した仲。

京急線に乗るのは今回が初めて。

・彼女が6人いる(嘘)

 

M

・釜ばかり撮影している撮り鉄。アニメなどはほぼ見ない。

・八川とは同じ夜行快速に乗って旅行したことのある仲。

京急好きだったはずが13連勤の話題あたりから口に出さなくなった。

 

八川

・ポージングはニシノフラワー1着の姿勢。恥ずかしくないのか。

・なぜかこちらも京急線に乗るのは初めて。

・Rと下田へ行ったとき財布に紙幣を入れ忘れ10000円借りた。

・今回の三浦旅行を発案しておきながら旅程計画をMに丸投げした。

 

以上の3人でお送りします。よろしくお願いいたします。

 

今回使用したのは「みさきまぐろきっぷ」。片道1000円弱の品川*1三崎口駅間往復・対象区間京急バス乗降フリーを兼ねたA「電車・バス乗車券」、対象のお店で絶品のまぐろ料理と引き換えることができるB「まぐろまんぷく」、その他1施設を選んで特典を受け取れるC「三浦・三崎おもひで券」の3枚構成で3570円。

 

8時07分の快特三崎口行でビュンと三崎まで向かいます。車両は2100形8両と新1000形4両の12両編成。新1000形にはオールロングの車がいるようで、運用を調べたMが2100形側に誘導してくれました。ありがとうございます。

 

ゴールデンウイーク真っ只中ということもあり車内は大混雑……と思いきや余裕でした。みさきまぐろきっぷ自体は比較的一般にも知名度のあるきっぷですからある程度のワイワイは覚悟していたのですが、おおむね快適に移動できました。横浜からは立ち客が出るなど結構混雑しましたが、金沢八景までにはぽつぽつと程度になったため通常の利用なんじゃないかと思います。

 

速え。

この快特、速いぞ。品川~横浜駅間はJR線と概ね並走する競合区間であるため、多くの犠牲の上に成り立っている超スピードで横浜まで駆け抜けます。M談「常磐線の130km/hより京急の120km/hの方が速く感じる」。肌で体感してきましたがマジです。

 

あっという間に三崎口駅に到着。特産のマグロと合わせ「三崎マグロ駅」という副駅名がついているようです。京急に就職したマグロとけいきゅん(バスのすがた)とともに、三崎マグロ、撮影開始。

 

ここからは京浜急行バスに乗車します。先述の通り旅程を丸投げしていた&地理勘がないのでどこにいくかよく分からなかったため、Mに尋ねると三浦半島の南にある「城ヶ島」に行くとのこと。R「城ヶ崎?」八「私は莉嘉が好き」R「美嘉派だわ」M「ちびまる子ちゃんの話?

 

Wikipedia見たら見透かされたかのように怒られました。ごめんなさい。

 

バスは三浦半島を南下したのち、城ヶ島大橋を渡り城ヶ島へ。渡ってすぐに「白秋碑前」という停留所があります。停留所付近に、三崎口駅の接近メロディにも採用されている「城ヶ島の雨」を作詞した北原白秋の歌碑があるようです。歌碑どころか曲も初めて知りました。お前音鉄じゃないの?

 

バスは10時半ごろ終点の城ヶ島に到着。「まぐろまんぷく」を使えるお店はすぐそばにあるようですが開店は11時とのことなので、付近を散策します。

 

バスが見つめる先は。長野生まれ埼玉住まいの八川海憧れモード発動!大はしゃぎです。この時期からダイバーさんが潜っていました。絶対寒い。。

 

海の向こうでは富士山が神秘的なオーラを醸し出しながら堂々と聳え立っていました。方向感覚が分からないのですがとりあえず北西の方向を向いているということでしょうか?ともかくキレイです。

 

岩場を歩けたので歩いてみました。地元漁師の方でしょうか、朝から釣りをしている方が複数いらっしゃいました。釣り、ただただ退屈そうだなあというイメージがあって一度もやったことがないのですが、ひょんなことでやり出したらドハマりそうな気がします。

 

強風の中ニシノフラワー1着の姿勢でポーズ取りました。ハマってるの?

 

Rは催す体勢で黄昏れてました。

Mは地層だ!!と海に背を向けて斜面撮ってました。

 

岩々をすり抜けるように船が通り過ぎていきました。あぁ~、良いなぁ、埼玉じゃ絶対に見られんなぁ。

 

濱田屋」さんで少し早めの昼食を。私は寝坊、Rは長風呂、Mは単純に食わなかったという理由で各々空腹だったため、11時半くらいに並び始めました。これは退店後の行列ですが、我々が並び始めた頃はもう少し短かったので、ここに限らず早めに並んだ方が良いと思います。

 

これが「みさきまぐろきっぷ」の力です。

「まぐろまんぷく券」を渡すだけでこの量を食べることができます。画面の前でよだれを垂らすのはやめてください!

この濱田屋さんでは「まぐろ3点盛定食」にさざえの酒蒸しをつけた豪華な定食と引き換えることができます。イヤな話ですが(この3人はケチくさいのでその場でコソコソ話しましたが)この料理と品川~三崎口駅間の往復運賃を見るだけですでにみさきまぐろきっぷの元が取れています。最高か?

 

まぐろズームアップ。よく聞く舌でとろけるような味わいという言葉は、三崎マグロのためにあるのかもしれません。外食ではあまり定食系を頼まないのですがこれには大満足です。ご飯おかわりしましたしサザエもMからちょっと貰いました(強欲)。

 

ごちそうさまでした。出た途端この後乗る系統のバスが駆け抜けていきましたが美味しかったのですべてを許せます。

 

三9系統のバスに乗り三崎口駅まで行こうとしましたが、城ヶ島大橋を渡った先の三崎港停留所で下車。良い感じの雰囲気かつお土産屋さんがあったためです。ここからは「三浦・三崎おもひで券」を使う場所に向かえばいいだけなのでわりとフリーに動いてました。

 

私が畏敬してやまない松岡修造さんも三崎港に訪れていたようです。写真撮るだけじゃなくて買えばよかったかも。

 

お土産を一通り見て回った後はMとRがチョコバナナを購入。Mはなぜか先端部分を3つ集めたチョコバナナ(SDGsのすがた)をチョイス。見た目はともかく、味はふつうに美味しかったようで何よりです*2

 

三崎港からは別で始発の三浦海岸駅行のバスが出ていたためそちらに乗車し、三浦海岸駅に到着。ここから徒歩1分のところにある喫茶店でおもひで券を使用します。

 

「ぽえむ 三浦海岸駅前店」さんでスイーツをいただきます。三崎口に着いた時点ではおもひで券をどうするか決まってなかったのですが、一覧ページにあったクリームソーダに惹かれ「ここにしよう。そうしよう」と強引に決定させました。最低。

 

♪しゅわしゅわっしゅっわっしゅしゅわしゅわわ~

ドリンクとスイーツを1品ずつ選択する形でショコラクリームソーダをチョイス。クリームソーダに惹かれたくせして飲むのが2回目とかなので正解の飲み方が分かりませんでしたが、とにかく美味しかったです。

Rは店内の雰囲気から「女神のカフェテラス」という漫画を思い出したらしく、「こういう喫茶店初めて来たんだけどめっちゃ漫画で見た感じ~」と言ってました。文字通り絵に描いたような感覚だったそうな。

 

ん?

舞台のモデルは三浦海岸?妙な偶然もあるもんだね、いつの間にやら舞台の街まで来てたんだね、ひょっとしたらモデルになってるサ店とかどこかにあるんじゃないかなとか言ってたら

 

ここやん。

R、大爆発。知らぬ間の聖地巡礼に鳥肌が止まらなかったそうです。かく言う私はこの作品を知らなかったため良い勉強になりました。喫茶店に5人のヒロインが働いてるそうです。ハーレム系なんでしょうかね。

 

店内を見渡すと、作者である瀬尾公治さんのイラスト入り直筆サインが。お店公認のようで、店員さん曰く「日が違ったら(我々ではなく)女の子多かったんだけどねえ」。確かにこの日は3人の店員さん全員が男性の方でしたがそんな自虐せんでください。改めて来るか。

 

「おもひで」を作った後は駅名の通りの三浦海岸へ。徒歩5分とかからないためロケーションも良く、もちろん私は埼玉県民モード発動。海って素晴らしいですよね。

 

おもむろに枝を取り出した原始人R。

 

裸足になり波打ち際へ。押し寄せる波が冷たい!忘れられない思い出になりました。ちなみにタオルがないと大変なことになるので予め持って行った方が良いです。

 

帰りの京急。クタクタになって寝込んだRが八川に添い寝してきました(M撮影)。理想のシチュエーション……ってコト?!

 

列車はあっという間に品川へ到着。時刻は17時を回っており、充実した7時間を三浦・三崎を過ごせました。まったく同じ旅程でいいのでまた行きたいですね。

 

~おまけ~

高輪ゲートウェイ駅に行ってみたいというRの要望で行ってきました。無人のコンビニがあったので綾鷹抹茶を購入。レジは音声合成ソフト「CeVIO」のうち「さとうささら」のアナウンスに従いセルフ、未来を感じました。いのりまち会員*3歴のあるRに「この声水瀬いのりだよ」と伝えましたが、「いや絶対違うだろ!」と逆ギレされました。なんで??

 

 

*1:横浜など他の主要駅からのきっぷも販売されており、値段が異なる場合があります。

*2:私はバナナが苦手なので食べませんでした。

*3:水瀬いのり公式ファンクラブ。今も会員かは分からない。